都城市 三州病院

(財)日本医療機能評価機構認定施設

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訪問看護 ”もも”便り

もも便り 第19号 『白桃の日』

8月9日、10日の「白桃の日」をご存知ですか?岡山県で1996年から実施されており、「は(8)く(9)とう(10)」の語呂あわせから、この日に様々なイベントが開催されているそうです。

 当訪問看護ステーションもも”の由来も「桃」からきています。桃は中国原産の果物で紀元前4世紀ごろにシルクロードを通り、ペルシア経由でヨーロッパに伝わりました。ピーチ(Peach)は“ペルシア”が語源だそうです。日本には縄文時代の遺跡から桃の核が出土している事から、日本最古とされています。ずいぶんと昔からなじみのある果物だったことが分かりますね。

 桃には水密種として白桃、白鳳、黄桃があり、その他にもネクタリンや蟠桃といった種類があります。7月から8月にかけて市場に出回る桃は、栽培にとても手間のかかる果物です。病気になりやすく、害虫の防除が必要で、収穫前には実が傷つかないよう一つずつ丁寧に袋をかけなければなりません。そのお陰で私たちはみずみずしくて甘い桃を食べることが出来ます。

 中国において「桃」は仙木・仙果と呼ばれ、邪気を祓い不老長寿を与える植物として親しまれてきました。「古事記」ではイザナギノミコトが鬼女に桃を投げつける事によって、退散させる場面が描かれています。私たちスタッフにとっても、訪問看護ステーションももは神聖な存在です。利用者様のかけがえのない命をしっかりとお守りし、命に寄り添い、毎日が心穏やかに過ごせますよう、“もも”を胸に掲げて訪問していきたいと思います。

スタッフが作ってくれた「桃」のマスクをつけて記念撮影

文責:訪問看護ステーション長
 久保田優子

もも便り 第18号 『訪問看護ステーション開設3年目を迎えました』

 2020年7月1日で、三州訪問看護ステーション“もも”は開設3年目を迎えることが出来ました。これまでたくさんの利用者様やご家族、事業所の皆様のご支援のお陰で今日を迎えることができました。訪問看護では年に2回、利用者様に満足度アンケートをお願いし、訪問看護の質の向上に努めておりますが、今回もたくさんのご意見を頂く事が出来ました。満足して頂いている項目として「24時間365日いつでも対応してくれる」「体の状態が変化した時や困っている場合すぐに対応してくれる」「本人の健康状態の変化によく気付いてくれる」等がありました。一方、満足度の十分でない項目では「利用前に比べ本人の不安や困り事が軽減した」「様々な職種との情報共有がきちんと図れている」等があり、今後の課題として取り組んでいきたいと思います。

当ステーションが担当しております利用者様は、がんの終末期の方が8割を占め、非常に厳しい状況の中、自宅での療養を続けておられます。専門的な知識だけではなく、細やかな配慮やご家族へのケアが求められます。日々の訪問看護を通して信頼関係を築く中で、その方の人生や価値観、大切にしている物事などを知ることが出来ます。療養される場所は自宅だけでなく、その方が望まれる場所で長く療養できますよう、気持ちも新たに訪問させて頂きますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

これからも頑張ります!

 

上半期の訪問看護統計をご参照ください。

   

利用者満足度調査結果(実施期間6/1~6/7 有効回答数12名、回収率:85.7%)

 

文責:訪問看護ステーション長

久保田優子

もも便り 16号『こんな時こそ おうちで爪ケア』

新型コロナウイルス対策での3つの密「密閉・密集・密接」の回避、マスクの着用、手洗いの徹底等、皆さまご苦労され、気分が滅入っていませんか?
手洗いの回数が多く、手指はかなり乾燥している時こそ、おうちで保湿ケアはいかがでしょうか?ハンドケアとして、クリームやオイルをやさしく塗ると乾燥を防ぐだけでなく、リラックス効果が得られます。
爪の場合、ひどい乾燥が現れると薄くもろくなり、欠けやすくなります。表面が凹凸になり、二枚爪になったり、ひどい場合は爪そのものが剥がれる方もいらっしゃいます。

 

乾燥した爪二枚爪黒ずんだ爪

 

乾燥した爪先やささくれた指先を見ていると気分が落ち込んでしまったり、他人の目が気になり、外出や人に会う事を避けるようになったり、日常生活動作時(例えば服の着脱時)に爪が引っ掛かってしまったりと、お悩みを抱かれている方も多くいらっしゃいます。
指先をケアする事で、少しでも前向きな気持ちになって頂きたいと思い、訪問先で爪ケアを指導した所、「ピカピカになった」と爪を嬉しそうに見せてくださり、私も嬉しくなりました。
これからも、皆さまの気持ちが前向きになり、日常生活に潤いが生まれますようお手伝いをさせて頂きたいと思っております。皆様も、ぜひお試しください。

①爪先は、爪の割れを防ぐため一定方向に爪やすりで整えます。
②爪やすりで、爪の表面を磨く事でピカピカに仕上がります。

③指先の保湿とマッサージをします。ハンドクリームだけでは油分が多いので、ネイルオイルを1~2滴混ぜると、伸びが良くなり、保湿力が高まります。ネイルオイルは百円ショップでも購入できます。爪の付け根部分を念入りにマッサージしましょう。しかし長時間の保湿はできませんので、細目なケアが必要となります。

④このように仕上がります。1週間おきにされると良いでしょう。

 

文責:訪問看護ステーション”もも”
楠見 かおり

もも便り 第15号 『散歩に出かけてみませんか』

4月に入り当院の桜の花も満開となり、ここ数日では新芽の緑色が目立つようになってきました。暖かい日差しを浴びながら、きれいに咲いた花々を眺めていると自然と気持ちも暖かくなります。訪問先でも「外を散歩してきた」という話をよく聞くようになりました。
今日は、散歩の強い味方「杖」について紹介しようと思います。
足腰の筋力が衰えると、2本の足で歩くことが難しくなります。杖はそういった方の3本目の足になる事で体を支え、歩行を安定させます。
また、杖に体重をかける事で、体重が分散され足腰への負担も軽減されます。

杖の種類                

  • T字杖(1本杖)

最も一般的な形の物です。特別な扱いの必要がない為、扱いやすく、初めて杖を使用される方でもすぐに慣れる事ができます。腕の力が十分にあり、基本的に杖がなくても自力で歩ける状態の方にお勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ロフストランド杖

上部に前腕を通す輪っか、下部に握り手がついた杖です。
前腕と握り手の2点で支える為サポート力が高く、高い安定感があります。握力が弱っている方や身体に麻痺がある方に向いています。

 

 

 

 

 

 

 

  • 多脚杖(3点杖・4点杖)

地面と接する杖先が3点(4点)の杖です。
支える支柱が多い為安定性が高いです。
T字杖では歩行が不安定な方、姿勢が悪い方、背骨が曲がっている方にも適しています。

 

 

 

 

 

 

※杖の適切な長さは、「身長÷2+3」㎝です。

※量販店でも購入できます。
杖は福祉用具ですので、介護認定をお持ちの方は、担当のケアマネージャーへ相談してください。
杖にも色々な種類があります。自分の体の状態や生活環境にあった杖を選び散歩に出かけてみませんか?

訪問看護ステーション
 富永 奈津紀

もも便り 第14号 『短歌を詠んでみました』

昨年の12月に、宮崎で「心豊かに歌う全国ふれあい短歌大会」が開かれ、県内外の高齢者や介護現場に従事している職員が、日々の中に見つけた場面や思いを短歌にして発表する機会がありました。

当ステーションの利用者様にお話ししたところ、応募の希望が聞かれたので、本人、ご家族、そしてスタッフと一緒になって歌を詠んでみることになりました。
話し合いを重ね選んだ2首を応募されたのですが、そのお姿を見ているうちに私も挑戦したくなりました。短歌は学生時代しか読んだことのない私でしたが、ある場面を詠んでみることにしました。

「お互いの想い通じぬ待合室 手のぬくもりで語り合う朝」

病院の待合室で久しぶりに出会ったお二人ですが、お二人とも耳が遠く、大きな声も出せません。しっかりと握った手のぬくもり、力加減でお互いの様子を伝え合っておられ、お互いの変わらないご様子に安堵されておられた場面でした。
言葉を使ってコミュニケーションするのが当たり前に感じていた中で、うまく会話できなくても様々な方法で想いを伝える事は出来るという事に改めて気付けた出来事でした。
新参者の私は残念ながら入賞は逃しましたが、こうやって歌を詠むことを念頭に日々の様子や出来事を見てみることで、新しい気付きが見つかりました。
何気ない中にも色んな想いや理由が隠れている事を知る機会となりましたが、来年こそは入賞できるよう挑戦を続けてみようと思います。

 

 

 

文責:訪問看護ステーション長

久保田優子

もも便り 第13号 『本年もよろしくお願い申し上げます』

 新年あけましておめでとうございます。今年は暖かい年越しとなりましたが、皆様はどのような新年をお迎えになられましたか。今年は庚(かのえ)のねずみ年で60年に一度巡ってきます。勉学や仕事、恋愛、健康など行き詰った時に、新しい活路が見出せるチャレンジに適した年だそうです。私も庚のねずみにあやかって、日々チャレンジしていきたいと思います。

 昨年の7月で、三州訪問看護ステーション『もも』は1周年を迎えることができました。地域の皆様のお力添えを頂いて、現在も訪問看護を提供することができております。昨年は約70名の利用者様のところへ訪問させて頂きました。訪問看護を提供して感じる事は、病院の看護では味わう事の出来ないより深い関係性です。ご本人との距離がとても近く、より深くかかわる事ができ、ご家族とも同様に深い絆が生まれます。この70名の皆様は、それぞれ違う道をたどっておられますが、訪問させて頂いた頃の情景がすぐに浮かんで参ります。笑顔もあれば、苦しい時もありました。自分の無力さや至らなさを反省しながら帰った道中もありましたが、いつも利用者様やご家族から励ましの言葉を頂き、笑顔で次の訪問へ行く事ができました。

 新たな年となり、毎日が新しいチャレンジと捉え、少しでも皆様のお手伝いができますよう精進して参ります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

文責:訪問看護ステーション長

久保田優子

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