都城市 三州病院

(財)日本医療機能評価機構認定施設

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訪問看護 ”もも”便り

もも便り 第13号 『本年もよろしくお願い申し上げます』

 新年あけましておめでとうございます。今年は暖かい年越しとなりましたが、皆様はどのような新年をお迎えになられましたか。今年は庚(かのえ)のねずみ年で60年に一度巡ってきます。勉学や仕事、恋愛、健康など行き詰った時に、新しい活路が見出せるチャレンジに適した年だそうです。私も庚のねずみにあやかって、日々チャレンジしていきたいと思います。

 昨年の7月で、三州訪問看護ステーション『もも』は1周年を迎えることができました。地域の皆様のお力添えを頂いて、現在も訪問看護を提供することができております。昨年は約70名の利用者様のところへ訪問させて頂きました。訪問看護を提供して感じる事は、病院の看護では味わう事の出来ないより深い関係性です。ご本人との距離がとても近く、より深くかかわる事ができ、ご家族とも同様に深い絆が生まれます。この70名の皆様は、それぞれ違う道をたどっておられますが、訪問させて頂いた頃の情景がすぐに浮かんで参ります。笑顔もあれば、苦しい時もありました。自分の無力さや至らなさを反省しながら帰った道中もありましたが、いつも利用者様やご家族から励ましの言葉を頂き、笑顔で次の訪問へ行く事ができました。

 新たな年となり、毎日が新しいチャレンジと捉え、少しでも皆様のお手伝いができますよう精進して参ります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

文責:訪問看護ステーション長

久保田優子

もも便り 第12号『脱水とお家での点滴』

 皆さんは病院で点滴を受けたことがありますか?

 年を重ねると体内に水分を保持する事が難しくなり、小さなことで脱水になります。季節によって発症する原因は異なりますが、今から寒くなるこの時期は、感染性腸炎(嘔吐・下痢)や風邪による発熱、暖房の効いた室内で過ごすことによって脱水を引き起こします。人間に必要な水分は体重(Kg)当たり30~50mlと言われていますが、皆さんは摂れていますか?また水だけ摂っても脱水の改善につながらず、適度な塩分も必要となります。

 ご自宅で過ごされる高齢者の方や、がんで療養される方に、脱水症状が見られ、かかりつけ医より点滴の指示が出た場合、訪問看護がお体の具合によってご自宅で点滴を行うことができます。ある程度の水分が点滴として補充されることで、体調が良くなり、元気が出ることで、高齢の方やご家族は喜ばれる場合が多くあります。できればお口から水分を摂ることが大切ですが、むせ込みやすい場合は点滴が有効となります。

 脱水の簡単なチェックをご紹介しておきますので、参考にしてください。

1.わきの下が乾いていませんか?

2.口の中や唇が乾燥していませんか?

3.腕の皮膚をつまんで持ち上げて放した時にしわができたままになっていませんか?

 

  このような場合は積極的に水分を補給しましょう。

文責:訪問看護ステーション長

久保田 優子

 

 

 

もも便り 第11号『訪問入浴』

訪問入浴をご存知でしょうか。ご自宅で療養されている方が、自力での入浴が難しい場合や、家族の支援だけでは難しい場合に、ご自宅での入浴を支援する介護サービスです。

 今回訪問させて頂いた方はお風呂が大好きな方でした。病院に入院中もお風呂を楽しみにされておられたそうです。病状が進み、呼吸状態の悪化が見られ、酸素投与や息苦しさを和らげるためにモルヒネの注射を常時行わなければならない状況になりました。ご本人から「家に帰りたい」と自宅での療養を望まれ、ご家族の支援を頂いて退院となりました。

 初めて訪問させて頂いた日は、笑顔で迎えてくださいましたが、状況は非常に厳しいものでした。入浴は難しかったので、ご家族と相談し体を拭いて対応していましたが、入浴の希望が聞かれました。正直、体調への影響が心配ではありましたが、お風呂好きなご本人の為に、急いで訪問入浴が手配されました。

 都城にはいくつか訪問入浴サービスを提供する事業所があります。数名のスタッフが自宅に浴槽を設置し、寝たまま安心してお風呂に入ることができます。頭から足の先までピカピカにして頂き、湯船につかる事ができます。

 ご自宅で入浴することができた患者さまは、ほほをバラ色に染めて、「気持ちいい」とOKサインをしてくださいました。

 入浴には「疲労回復」「血行促進」「リラックス」等の効果があるそうです。病状によって自宅での入浴が難しい方にも、訪問入浴などの介護サービスでこのような効果を得る事ができます。患者様の状態に応じてサービスを選択し、少しでも多くの「気持ちいい」体験ができるといいですね。

 

 

 

文責:訪問看護ステーション長

久保田優子

もも便り 第10号『災害の備え』

 訪問看護では天候の確認はとても重要です。一番は災害を予測することにあります。地震などの自然災害は予測が難しいのですが、台風や大雨などの天候に伴う災害については事前に情報収集を行います。先日の都城地域に生じた大雨では避難された利用者様もおられました。

 在宅で医療を受けられている方には特別な準備が必要になります。医療機器の電源の確保あるいは代替品の準備、避難場所や避難方法の確認、事前の準備物品(薬剤や医療物品を含む)などです。

 訪問看護ステーションももの事業所には、訪問地域の地図が張ってあり、現在訪問しているお宅と一時避難場所が掲示してあります。先日の台風の時にも、道路の冠水を予測した訪問経路を確認し、利用者宅から近い避難場所を確認しました。また地震の際には安否確認を行い、連絡がつかないお宅を訪問しました。

 ご自宅で医療を受けながら頑張っておられる皆様が、災害時にも不足なく医療行為が受けられるよう訪問看護師も準備を整えています。災害が起こらないことが一番ですが、万が一への備えを考えていきましょう。

文責:訪問看護ステーション長
久保田優子

 

災害時に備え地図を掲示しています

もも便り 第9号『開設1周年を迎えました』

 7月1日に三州訪問看護ステーション“もも”を開設し、1周年を迎えることができました。これも多くの皆様方からのご支援のお陰と心より感謝しております。

 当訪問看護ステーションは地域の皆様が安心して生活できる環境作り、自宅で自分らしく過ごすためのチーム医療を理念に、たくさんの方に利用して頂いております。特にがん患者様の療養に力を入れて、自宅での症状緩和、生活の質の維持、お看取りの支援に尽力して参りました。

 開設当初は認知度も低く、訪問件数も少なかったのですが、最近は月に100件の訪問を行っています。県西地域の訪問が増えたことで、土地勘も身に付き、移動時間が瞬時に計算できるようになりました。

 2年目に向けて、職員一同、今一度理念に立ち返り、地域の皆様、特にがんで療養されている方やそのご家族に対して、訪問看護師として全力で支援する事を誓いました。

これからもたくさんの皆様のご支援を頂きながら、日々努力して参ります。今後とも宜しくお願いいたします。

 

文責:訪問看護ステーション長

久保田優子

 

訪問看護ステーション”もも”統計(2019.1.1-2019.6.30)

 PDF資料はこちらから

 

 

 

もも便り 第8号 『ペットとの暮らし』

 今回はペットと飼い主との関係についてお話します。色々な方のご自宅に訪問しますと、実に様々なペットと出会います。今までに犬・猫・鳥・カメ等が出迎えてくれました。

 2017年の調査によると日本人の犬・猫の飼育率は、犬が12.8%、猫が9.7%だそうです。飼育している家庭の年代は40~70代が多く、特にシニア世代でペットを飼う方が増えているそうです。この数はなんと子供の数より多いそうで、少子化時代においてペットは家族と言えます。ペットのもたらす効果には「癒し」「生きがい(世話をする責任)」の他に「(ペットを通じた)人間関係の広がり」など様々なものがあります。

 現在訪問させて頂いているお宅にはメスの猫がいます。最初は警戒して近寄らなかったのですが、最近は訪問の度に挨拶をしに近寄ってくれるようになりました。ご主人が休まれるベッドの枕元にいる事もあり、ご主人を守っているように見えます。この猫は先代の猫がいなくなった時にふらっとベランダに座っていたそうで、ご主人を守るために世代交代したようにも感じます。

 ペットとの暮らしはご自宅での生活ならではですね。人間に言えない事もペットは黙って聞いてくれます。ご主人を見上げるペットの目は信頼に満ちあふれ、ペット見るご主人はわが子を見るように愛情にあふれています。

 今日も家族の一員のペットに、「ご主人をお願いね」と声をかけて帰ります。

 

ご主人様の枕元で見張り中

 

訪問看護師の隣で見張り中

 

文責:訪問看護ステーション長

久保田優子 

 

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