去る12月4日(土)、都城緩和ケア研究会(当院事務局)を、WEB配信で開催する事が出来ました。今回はみやざきホスピス・緩和ケアネットワークとの合同開催でした。昨年はコロナウイルスの感染拡大を受けて開催を控える事となり、心苦しく思っておりましたが、たくさんのご参加を頂きまして、会を終了する事が出来ました。
今年のテーマは、「孤独~コロナ禍の中で考える~」と題し、宮崎県内の医療関係者の皆さまに参加して頂き、3名の先生方によるご発表と討論会を行いました。
コロナ禍でのそれぞれの取り組みは参考になる事が多く、その後の討論会につきましても、それぞれが感じる孤独へのアプローチや、コロナウイルスの感染拡大がもたらした影響、今後もウィズコロナとして新たな生活様式を続けながらも、取り組むべき課題等、ヒントとなる言葉が多くあったように思います。
今年はWEB配信のみという新しい様式で開催させて頂き、たくさんのご感想を頂きました。皆様からのご提案やご要望を大切にしつつ、これからも地域の皆様と共に緩和ケアについて考え続ける研究会となるよう、企画・運営して参ります。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
都城緩和ケア研究会事務局
久保田 優子
代表幹事 三州病院 副院長・緩和ケア医長 横山 晶子
| 座長 都城医療センター 緩和ケア認定看護師 清武 香
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web形式の開催となりました (左から) 三州病院 総看護師長 中村 千鶴 、遊癒の里 統括所長 谷口 世志美 ホームクリニックみまた 院長 郡山 晴喜、都城医療センター 緩和ケア認定看護師 清武 香 |
8第21回みやざきホスピス・緩和ケアネットワーク学術集会
第28回都城緩和ケア研究会 アンケート結果
○開催日:令和3年12月4日(土)
○事前申し込み数:111名
○ログイン数:93回線
○アンケート回答数:33名(回収率29.7%)
1、今回のWEB研究会の感想を教えてください
2、今後の研究会の開催形式についてご希望を教えてください
3、今回のWEB研究会で印象に残った点があれば、ご記入ください
・コロナ禍でも病院や施設が、孤独を少しでも和らげようとさまざまな工夫をしていることが分かった。 ・議論がとても有意義で自分の職場のこととも照らし合わせました。 ・コロナの面会ができない中、色々な工夫をされているところは参考になりました。 ・webで開催することにより、宮崎県だけでなく日本全国の緩和ケアにかかわる方々が参加できる可能性を感じた。 ・家族との繋がりを断たないためのオンライン面会の導入 ・孤独は患者だけの問題ではなく、家族のスピリチュアルな思いも問題になる ・在宅での看取りの重要さと病院での面会の工夫により患者・家族の笑顔がみられたこと ・コロナ禍であろうがなかろうが、医療・介護従事者は患者・利用者様を思い「孤独」にさせない努力を頑張っていたということに感銘を受けました。 ・在宅、施設、病院と3つの場所での療養、対応が聞けて良かった。 ・荻田先生の患者の一言の重みと、郡山先生の患者と家族の意見の相違が印象に残った。臨床で良くある場面で、思いを汲み取る心を持ち続けたいと思う。 ・患者だけでなく家族に対してもスピリチュアルケアが大切だということが印象に残りました。 ・施設や在宅医療など様々な立場からの意見が聞けて勉強になりました。 ・工夫して、家族と会える、交流できるようにされていること。家でないと、会いに来てもらわないと会えない、孤独になっていくことがよくわかった。 ・緩和ケア病棟において、短時間でも面会に対して寛容に工夫されている点に感銘を受けた。 ・言葉が聞きとりにくいところがあった。 ・限られた中でも、十分に話し合い孤立させない、患者・家族の意思決定を支えていきたいという強い思い。 ・コロナ渦の中でそれぞれ在宅、施設、病院と患者と家族との面会大切な時間の確保のために色々されていて参考になりました。 ・音声の乱れがある場合がある。 ・それぞれの色んな工夫をしながら孤独と言うテーマに対応されている事がわかりました。 |
*本研修会は終了いたしました
第21回みやざきホスピス・緩和ケアネットワーク学術集会および第28回都城緩和ケア研究会
2021年12月4日(土)13:30 上記の会を開催致します。
昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大により開催を見合わせておりましたが、WEB配信のみで開催する運びとなりました。今年はみやざきホスピス・緩和ケアネットワークとの合同開催となっており、テーマを「孤独~コロナ禍の中で考える~」と題しまして、3名のシンポジストの方の講演を予定しております。
「孤独」と聞かれて何を思い浮かべますか。ご家族が遠方でなかなか会う事が出来ない方や、家族が近くにいても本心を伝えられない方など、色々な場面で孤独を感じることがあります。今回は、郡山 晴喜 先生(ホームクリニックみまた 医師)、中村千鶴 先生(三州病院 総看護師長)、谷口 世志美 先生(遊癒の里 統括所長)より、それぞれのお立場で感じる孤独についてご講演して頂きます。新型コロナウイルスの感染拡大で、生活の変化を余儀なくされている昨今、演者の皆様のお話を伺うことで、何かヒントになればと思っております。
なお今回は、医療従事者の参加に限らせて頂きますことをご了承ください。
第21回みやざきホスピス・緩和ケアネットワーク学術集会 第28回都城緩和ケア研究会の案内はこちら(PDF)
参加登録はこちらから(ここをクリック)
都城緩和ケア研究会 事務局
丸田洋奈、久保田優子
2019年9月7日(土)13:00より都城緩和ケア研究会を開催致します。
今年のテーマは「アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)~心に耳をすませて~」と題し、例年通り一般演題の発表とグループワークを予定しております。
社会情勢が変化する中、地域の高齢化を実感する毎日ですが、自分がどのようにこれからを過ごしたいか、誰に何を知っておいて欲しいのか、皆さんは話し合う事はありますか?我々医療従事者は時に厳しい場面で、このような人生についてのご意見をうかがう機会があります。社会や家族の事情からその人の想いに添えない事も多くあります。改めて地域の中での緩和ケアのあり方を考えたいと思います。
都城緩和ケア研究会が発足して20年を迎えます。活動を続けながら、県西地域の緩和ケアの啓発に尽力して参りました。これからも皆様のお力添えを頂きながら、顔の見える関係作りや、より良い人生の過ごし方を考える会を続けて参りたいと思います。
事前申し込みは不要ですので、お誘いあわせの上、会場までお越しください。多くの皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。
都城緩和ケア研究会 事務局
丸田洋奈・久保田優子
第27回都城緩和ケア研究会プログラム詳細はこちら
会場・駐車場のご案内はこちら
2018年9月1日(土)に都城緩和ケア研究会を開催致します。
今年のテーマは「伝え合おう、学び合おう~地域での緩和ケアのつながりを~」と題し、例年通り一般演題の発表を予定しております。そして今年はシンポジウム形式で、宮崎県、都城市の職員をお招きし、現在取り組まれている活動や、今後の課題などについて行政の立場でご発表頂く予定です。当研究会からは代表幹事より長年取り組んできた研究会の活動について報告します。
地域でのつながりが一層求められる昨今、行政の立場での話や、現在地域で活動している立場からの話は大変興味深い内容となっております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。事前申し込みは不要ですので、お誘いあわせの上、会場までお越しください。
都城緩和ケア研究会 事務局
久保田優子、丸田洋奈
第26回都城緩和ケア研究
伝え合おう、学び合おう
~地域での緩和ケアのつながりを~
日 時:平成30年9月1日(土) 13:00~16:30
場 所:都城市北諸県郡医師会館 3階講堂
〒885-0073 都城市姫城町9街区3号 TEL:0986-22-0711
参加費:1,000円
時間 | 内容 |
13:00~13:30 | 開 会 挨 拶 挨拶:荻田 幹夫(藤元総合病院 放射線科) 特別講演 『 癌と深部静脈血栓症(DVT) 』 講師:馬見塚勝郎(藤元総合病院 在宅療養科) 座長:横山 晶子(三州病院 緩和ケア科) |
13:30~15:00 | 演題発表 【発表時間10分、質疑応答5分/演題】 座長 :田中 洋(都城医療センター 外科) タイムキーパー:廣瀬 美奈子(株式会社ソートフル) ① 患者の望む在宅医療を適切な時期に支援した一事例 三州病院 緩和ケア病棟 ○ 松元さやか 岩永裕可里 坂元麻衣子 上田美由紀 山下美穂子 久保田優子 中村千鶴 横山晶子 ② 退院支援が在宅での看取りにつながった一症例 国立大学法人 宮崎大学 宮崎市立田野病院 ○ 立山裕也 中尾直子 奥村智子 ③ 直腸癌再発で化学療法中に認知症状が出現した患者の地域との関わりを振り返って 都城市郡医師会病院 外来 ○ 和田宗志 飛松幸樹 山元智子 堀美幸 ④ 限られた医療資源を地域で活かす―緩和的放射線治療 アクセスの地域間格差― 藤元総合病院 放射線治療科1) 在宅療養科2) 三州病院3) ○ 荻田幹夫 亀田登 伊集院正臣 村田祐輔1) 馬見塚勝郎2) 横山晶子3) ⑤ 皮膚表出がんを有する聴覚障害者のある人の連携を通して ~在宅で自分らしく生活するためのチームアプローチの重要性~ 訪問看護ステーション優癒 ○ 日高幸子 安楽泉 鬼束智恵 徳丸依奈 住吉弥生 竹上さおり 谷口世志美 廣瀬美奈子 ⑥ 地域における緩和ケア研修(都城ELNEC-Jコアカリキュラム研修)の評価と今後の課題 都城緩和ケア研究会幹事 藤元総合病院1) 三州病院2) ○ 米丸順子1) 久保田優子2) |
15:00~15:05 | 休憩 |
15:05~16:05 | シンポジウム:地域での緩和ケアのつながり 【発表時間20分/講師】 座長:荻田 幹夫(藤元総合病院 放射線治療科) ① 当研究会の立場から 講師:馬見塚勝郎(藤元総合病院 在宅療養科) ② 市の立場から 講師:築地洋子(都城市 健康部 介護保険課 包括ケア担当) ③ 県の立場から 講師:山下智代 (宮崎県 福祉保健部 長寿介護課 医療・介護連携推進室) |
16:05~16:20 | 全体を通して質疑応答 |
16:20~16:30 | 閉 会 挨 拶 挨拶:横山 晶子(三州病院 緩和ケア科) |
【問い合わせ先】〒885-0037 都城市花繰町3街区14号
都城緩和ケア研究会 事務局(三州病院内)
TEL0986-22-0230、FAX0986-22-0309
E-mail:sanshu2@mx71.tiki.ne.jp
事務局担当:久保田優子、丸田洋奈
第26回都城緩和ケア研究会ポスター

日 時:平成30年9月1日(土) 13:30~16:30
場 所:都城市郡医師会館3F講堂(〒885-0073 都城市姫城町9-3)
参加費:未定
テーマ『伝え合おう、学び合おう~地域での緩和ケアのつながりを~』
※詳細につきましては、追ってお知らせ致します。