都城市 三州病院

(財)日本医療機能評価機構認定施設

宮崎県都城市花繰町3街区14号 地図

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便秘外来のご案内
2018年10月開設

当院では胃腸などの消化器疾患の治療と共に、便秘症の治療も積極的に行っています。便秘の主な症状・治療について紹介します。

診療日・時間

 

毎週土曜日 9:00-12:00
完全予約制 *お問い合わせください)

※電話予約後、問診票で症状をお伺いしたうえで診察となります

 

便秘の症状

便秘とは、「本来排出するべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」を言います。

  • お腹が張って苦しい
  • 肌の調子が悪い
  • すっきりしない
  • 便が硬い
  • ポッコリお腹が出てしまう
  • 血便
  • 便秘薬が増えている
  • 冷え性
  • 痔がある

以上のような症状がある場合、当院便秘外来にご相談ください。

診療内容

当院では、専門の医師が患者さまに合わせた検査・診療を行います。

  • 問診
  • 腹部エコー・レントゲン・内視鏡・CT
  • 触診・打診・聴診
  • 生活改善指導(食事・運動)
  • 血液検査
  • 排便指導
  • 薬剤治療・服薬指導
  • 便秘教室(日程はHP上で確認できます)

※全ての検査を行うわけではありません。患者さまの症状に合わせて検査を行います。

便秘症の診断

以下の6項目のうち、2項目以上あてはまる場合、便秘症の可能性があります。

  • 排便の4分の1超の頻度で、強くいきむ必要がある。
  • 排便の4分の1超の頻度で、兎糞状便または硬便である。
  • 排便の4分の1超の頻度で、残便感を感じる。
  • 排便の4分の1超の頻度で、直腸肛門の閉塞感や排便困難感がある。
  • 排便の4分の1超の頻度で、用手的な排便介助が必要である。(摘便、会陰部圧迫など)
  • 自発的な排便回数が、週に3回未満である。

さらに、6ヵ月以上前から症状があり、最近3ヵ月間は上記の基準を満たす場合には、慢性便秘症の可能性があります。

日本における便秘の有病率

有訴者率(人口千対)、年齢(10歳階級)・性・症状(複数回答)別

慢性便秘症診療ガイドライン2017より引用

若齢層では女性の便秘が多く、ホルモンの影響が指摘されています。一方で年齢が高くなるにつれ、男性の便秘が増える傾向にあります。

 

排便のメカニズム

 

 

原因別分類

①薬剤による便秘

向精神薬、抗パーキンソン病薬、オピオイド等

②器質的疾患(2次的な原因)による便秘

大腸がん・大腸憩室・虚血性大腸炎

③機能的な便秘

  • 排便回数減少型:大腸通過正常型・大腸通過遅延型
  • 排便困難型:直腸知覚低下・骨盤底筋協調運動障害

 

便秘の治療

生活習慣の改善

生活指導・栄養指導・運動指導を行います

薬剤による治療

症状に合わせた薬剤・漢方薬の選択を行います

外科的治療

症状に合わせて必要な外科的治療を行います

 

洋式トイレにおける排便に適切な姿勢

  • 前傾姿勢で腹筋に力を入れる
  • 両肘を太ももの上に置く
  • かかとを上げる

排便時の姿勢に気をつけましょう

生活改善が大事です

便秘の改善には運動と栄養も大事です。当院では、医師の診療、薬剤師による服薬指導、栄養士による食事指導、理学療法士による運動指導を行っています。