都城市 三州病院

(財)日本医療機能評価機構認定施設

宮崎県都城市花繰町3街区14号 地図

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肛門疾患専門外来

当院では胃腸などの消化器疾患の治療とともに肛門疾患の治療も積極的におこなっています。頻度の高い肛門疾患について分かり易く紹介します。

肛門疾患について

痔核、痔瘻、裂肛が3大疾患で外来患者の80%を占める。その内、痔核が半分を占める。

 

痔核

内痔核と外痔核に分けられます。歯状線より直腸側にできた痔核を内痔核、歯状線より肛門側にできた痔核を外痔核(外から見える)と言います。内痔核と外痔核は繋がっていることが多い。

原因:
長期にわたる排便時のいきみによる肛門粘膜支持組織の弛緩が原因という説が有力です。
症状:
排便時の痛み・出血
治療:
ジオン硬化療法、輪ゴム結紮法、切除法が主な術式です。

痔瘻

肛門腺より細菌が侵入し膿瘍を形成し(肛門周囲膿瘍)、膿瘍が切開されあるいは自壊し、直腸肛門と瘻管が形成されたものである。

症状:
肛門周囲炎(疼痛)、排膿
治療:
瘻管の切除

裂肛

硬便や下痢便により生じた肛門上皮の浅い裂創が慢性化し筋層まで達し潰瘍を形成(慢性裂肛)、肛門狭窄を生じる。

症状:
肛門狭窄による排便困難。排便後持続する肛門痛
治療:
潰瘍(硬結)部位の切除+肛門形成術

直腸脱

直腸の全層が肛門から脱出する状態。

症状:
直腸の脱出。便失禁。便秘。
治療:
手術(Derome法、Gant-三輪―Theirsch法、腹空鏡下直腸固定術)

 

当院の過去3年間の手術件数

  2018年 2019年 2020年
痔核 29 37 39
痔瘻 5 12 9
裂肛 0 2 1
直腸脱 2 4 1