都城市 三州病院

(財)日本医療機能評価機構認定施設

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三州健康教室

ロコモティブシンドローム

日時:平成30年2月16日(金)15:00~16:00
講師:当院理学療法士 冨村 真吾 先生

今月の三州健康教室は、当院理学療法士 冨村真吾 先生より「ロコモティブシンドロームのお話~手・足・腰に不安がありませんか?~」をご講演頂きました。

日本は世界に先駆けて高齢社会を迎え平均寿命は約80歳になっています。これに伴い運動器の障害も増加しています。

ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)とは「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になることです。ロコモティブシンドロームの原因には、大きく分けて、「運動器自体の疾患」と、「加齢による運動器機能不全」があり、講演ではロコモ予防運動が紹介され、実際に実技演習も行われました。

いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長持ちさせ、ロコモを予防し、健康寿命を延ばしていくことが今、必要であることがわかりました。

当院は、鹿児島大学整形外科より毎週水曜日に整形外来を行っています。筋筋膜痛症候群(首や肩のこり・痛みなど)、肩関節周囲炎(五十肩)、変形性膝関節症、椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症の方々を中心に診療しています。また、専門的な治療が必要な場合には、大学病院との連携を図りながらより良い医療の提供に取り組んでおります。その中でも、首・肩の痛み、腰痛、手足のしびれ、膝の痛みなどその他の症状でお悩みの方には、リハビリもしており、今回講演された冨村先生は、リハビリを一気に担っておられます。リハビリ希望の方はお気軽にご相談下さい。

三州健康教室委員会□□□□□
委員長・外来師長:今村美春

ヒートショックに注意 ~血圧と入浴の関係~

日時:平成30年1月19日(金)15:00~16:00
講師:当院副院長 内科医師 石田 実雅 先生

今月の三州健康教室は、当院副院長 石田実雅先生より「血圧の話~ヒートショックに注意」をご講演頂きました。

石田先生は、普段から「心筋梗塞、脳梗塞、腎不全などを発症してから治療するより、予防にエネルギーを注ぎ、寝たきりになる患者様を一人でも減らす」という信念のもと、日々外来診療に当たられています。
今回は、この時期よく話題に上がる「ヒートショック」が演題でした。

日本式入浴法は、日本人の長寿の秘訣だと言われていますが、欧米に比べ、入浴中の死亡者数も非常に多く、主な死因は心筋梗塞や脳卒中などの発症によるものと考えられます。講演では、ちょっと熱めの43℃が最も危険な温度である事、東京都健康長寿医療センターの調査によると、2011年の1年間に入浴中に亡くなった人の数はおよそ1万7000人である事、とくに高齢者や、高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常症、動脈硬化症などの疾患をもつ人はヒートショックの影響を受けやすいといわれています。予防はなによりも温度差を少なくすることで、脱衣室やトイレなどでの暖房器具の使用やシャワーを使った浴槽への湯はりで浴室の温度を高めるなどの工夫の仕方が紹介されました。

また、質疑応答・感想では、「自分に当てはまることが沢山ありドキッとしました。早速今日から改善していきたい」という感想を頂きました。

高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常症、動脈硬化症などの検査・診察ご希望の方がおられましたら、ぜひご相談ください。

三州健康教室委員会□□□□□
委員長・外来師長:今村美春

緩和ケアのお話

日時:平成29年11月17日(金)15:00~16:00
講師:当院 緩和ケア医長 横山 晶子 先生

大腸のお話

日時:平成29年10月20日(金)15:00~16:00
講師:当院 外科部長 中島 三郎 先生

乳がんのお話

日時:平成29年9月22日(金)15:00~16:00
講師:当院 院長 横山 憲三 先生

今月の三州健康教室は、当院院長横山憲三先生より「乳がんのお話」をご講演頂きました。

院長は、乳腺、肛門疾患(痔)・消化器疾患を専門とされており、当院の乳がん検診を一機に担っておられます。また、当院は以前より、都城北諸地区の乳がん検診施設の中核として1次健診はもとより2次精査指定病院となっています。ただ、都城市における乳がん検診率は全国平均を下回っている現状があるため、健康教室では、「乳がんのお話」を毎年話され、乳がんに対する知識と自己検診の啓発活動に力を入れています。

当院の乳腺外来では、全国の乳がん発見率が0.31%に対し、昨年度4.28%となっている事、過去5年間162人の乳がん診断のうち78%がstageⅠ・Ⅱで診断され、5年生存率も83%となっており、いかに早期発見が大切かについて話されました。

今回は、乳がんを早期発見するために必要な自己検診ポイントを、「乳がん視触診モデル」を導入し、実際にシコリや皮膚の変化を参加者の方々に触って体験して頂きました。

視触診モデルは、乳がんによって生じるシコリやえくぼ症状に限らず、腋窩リンパ節の腫脹、乳頭の陥没、皮膚の変化に至るまでリアルに再現した精密型モデルです。参加者の皆様からは、「直接触れられ自己検診が必要な事を体感できた」「今後の自己検診に活かしたい」という感想を頂きました。

乳がん検診・診察ご希望の方がおられましたら、ぜひご相談ください。

第189回三州健康教室『乳がんのお話』

三州健康教室委員会□□□□□
委員長・外来師長:今村美春

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