都城市 三州病院

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さくら便り

さくら便り 8月号『がんと共に生きること』

 8月に入り暑さも厳しくなって参りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回は「がんと共に生きること」についてお便りします。

  現代では、男性は2人に1人、女性は3人に1人が、がんになると言われています。
  定期的な健康診断を行っていても、がんと診断され、手術や抗がん剤治療しても体に病気が残ってしまう場合があります。また、高齢で治療を望まれない方もいらっしゃいます。今迄の様に日常生活を送りたいけれど、色々な症状が出るのが不安と思われる方や、どのように過ごして良いのか分からない方は、当院の緩和ケア外来にぜひご相談ください。医療ソーシャルワーカーがお話しを伺い、緩和ケアのご説明や入院療養へのお手伝いをさせて頂きます。

 昨年からのコロナ感染対策により入院の面会が難しいので、最近では、できる限り自宅で家族と共に過ごしたいと希望される方が多い様です。入院・在宅療養などご希望される場所で、さまざまな苦痛を伴う症状に対して、緩和ケア専門医が適切な症状緩和を行います。また、訪問看護や介護保険等の制度を利用して、日常生活が不安なく送れる様に支援致します。
 緩和ケアは、がんと診断された方ならどなたでも相談や診療を受ける事ができますので、がんによる辛い症状や心の辛さのある方は、ぜひ当院へご相談ください。

緩和ケア外来担当 西俣里子

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