乳腺・リンパ浮腫委員会では、毎年、1階待合室と乳腺エコー待合室に乳がんのシンボルであるピンクリボンツリーを設置し、来院された患者さまにピンクリボン活動を知って頂けるよう活動しております。 乳がんで悲しむ人を一人でも減らせるよう、皆さまにも願いを込めてリボンを飾り付けして頂きたいところですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、感染予防の観点から職員が飾りつけしたツリーを設置しております。 ピンクリボン活動をきっかけに男女問わず、たくさんの方に乳癌へ関心を向けて頂き、身近なパートナーや家族からの「乳がん検診受けてきたら?」という一言が受診のきっかけになり、がんの早期発見・早期治療につながれば、それはとても素敵な事ですね。 当院では乳がん検診を積極的に行っており、検査から治療までシームレスな体制を整えております。もし迷われたら是非ご相談下さい。 | 1階外来受付のリボンツリー |
ピンクリボン月間とは? ピンクリボン月間とは、毎年10月に乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーンです。 10月1日は「ピンクリボンデー」として、日本でも東京タワーやレインボーブリッジがピンク色にライトアップされるなど、アメリカで始まったこの活動は、今、世界中に広まっております。 現在、日本人女性の9人に1人が乳がんになるといわれており、女性のがんで最も多いがんです。乳がんは早期に発見すれば治療率が高いがんですが、検診率は国の目標である50%に届かず、宮崎県では47.3%に留まっております(2019年)。 欧米などでは、検診受診率の向上により死亡率が年々減少傾向にある一方、日本の受診率はなかなか伸びず、年々死亡率が増加傾向にあり、早期の検診が望まれます。 |
コロナ禍での検診 定期的に乳がん検診を受けていらっしゃる方も多いと思いますが、コロナ禍となり、病院に行くのも心配で、検診を先延ばしていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ただ、いつ新型コロナウイルス感染症が収束するかわかりません。当院は、感染予防をしっかりと行っており、安心して検診が受けられる環境を整えております。新型コロナウイルスももちろん怖い感染症ですが、乳がんで命を落とすことはもっと怖いことだと思っております。Withコロナではありますが、一緒に前へ進んで参りましょう。 | 乳腺エコー室前 |
乳腺・リンパ浮腫委員会
楠見 かおり
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