院内看護部教育のクリニカルラダーⅡコースの「ケーススタディ発表会」を行いました。
このコースの教育目標は、個別性のある根拠づけた看護実践です。
研修生2人は、8月に「看護理論」「看護過程の展開」「こころに届く看護」の講義を受け、10月から自分の看護観を基盤として看護過程の取り組みを行いました。
ヘンダーソンのニード論やオレムのセルフケア理論などたくさんの本を読み、患者様の望まれるケアや生活の中での自立支援など、日々「看護とは何か」を考え先輩看護師と語り合った教育期間でした。
当院の桜が満開の時期に、学ばせていただいた患者様に感謝の気持ちを込めて、ケーススタディを堂々と発表できました。
患者様やご家族の言葉や看護から見えたもの(看護の可視化)は、「患者様の意思を尊重した意思決定」、「どのような事を望まれるかは、患者様やご家族の思いを聴かなければその人の心に届かない」、看護とは患者様の思いを聴くことから始まります。そこに専門性をプラスした創意工夫を行う事で看護は大きく変わります。入院患者様の思いを聴き、何を望まれているのかを考えて看護する事の大切さを再認識できた発表会でした。
文責:総看護師長 中村 千鶴
ケーススタディ発表会
発表後、所属長から渡されたスタッフからのメッセージカード
院長・指導を受けた師長さん達と一緒に