鹿児島大学 医学部保健学科4年生5名が9月4日の1日間でしたが緩和ケア病棟実習に来られました。同大学での看護臨床実習はほとんど終了され、実習カリキュラムにはない緩和ケア病棟での実習を希望されて参加されました。
緩和ケア病棟での生活環境の見学や看護師と一緒の看護ケア、患者様との散歩など体験されました。1日だけでしたが、来年、看護師になる前の緩和病棟での実習は、看護師として大切なプラスワンの看護を学んでいただけたと思います。
≪学生の感想≫
・初めて緩和ケア病棟を実習させていただき、驚く事ばかりでした。絵や花、日の光の入る大きな窓など、家のような「ホット一息つける場所」「暖かみのある環境」だと思いました。
・ 病棟内の構造が患者の目線に立って作られており、病院ではなく家にいるような雰囲気を感じました。
・まずは患者さんの思いを聴き寄り添う姿勢は、今まで実習した病院と違いました。「傾聴」とはどういうものかを今までで一番学べました。
・看護師の患者様に対する言葉かけは優しく、穏やかに会話されている様子を見てこうしたコミュニケーションが、患者様が安心して過ごせる空気を作りだしていると感じました。
・看護師にご家族が辛い思いを言える関係は、日頃の信頼関係があるからできるんだと感じました。家族がここに入院して良かったと思える関わりをされている。
・看護師さんは忙しさを感じさせない笑顔やゆったりした空気感があった。家にいるような感覚でした。
・三州病院の理念の説明を受けて、患者の生涯を一貫して診る病院が都城の地域にある事は都城の人の安心感につながると思いました。
文責:総看護師長
中村 千鶴
院長のお話
多職種カンファレンス
4階庭園を眺めながら病院食体験