都城市 三州病院

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お知らせ

栄養室だより11月号 食欲の秋~食べ過ぎないためのコツ~

栄養室では食事が治療の一助となるよう「患者様それぞれの状態に適切な食事の提供」の実施に努めています。入院中の食事提供はもちろん外来・入院の患者様への栄養指導や栄養状態の評価など医療スタッフの一員として栄養面からサポートしております。
各病棟の回診にも参加しておりますので食事の事で御不安な事がございましたら声をかけて下さいね。「栄養室便り」では栄養に関する情報を提供しています。

管理栄養士:有村 裕貴子

 

2019年11月号 食欲の秋~食べ過ぎないためのコツ~

夕暮れがずいぶんと早くなり、秋も深まり紅葉が目を楽しませてくれる季節となりました。

秋と言えば食欲の秋!この時期美味しい食べ物がたくさん収穫され、ついつい食べも過ぎてしまうこともあるかもしれません。そこで今回は「食欲の秋~食べ過ぎないためのコツ~」についてのお話です。

 

秋に食欲が増すのはなぜ?

夏バテの回復

秋になり涼しくなると暑さで弱っていた体力が回復し、胃腸の調子を取り戻します。

 

気温の低下によって基礎代謝が上がる

寒さから身を守るため体温を保つために多くのエネルギーが必要となりエネルギー源を確保するために食欲が増します。

 

味覚の記憶

秋は食べ物がたくさん収穫され、旬の食材が豊富です。以前食べた味の記憶から自然と食欲がわきます。

 

 

食べ過ぎないためのコツ

よく噛んで食べる

よく噛むことで満腹中枢が刺激され、満腹感が高まります。噛みごたえのある食材を使ったり、食材を大きめに切るなどして、ひと口30回を目安に噛みましょう。

 

ゆっくり食べる

脳の満腹中枢が働くまで、食事を始めて15分ほどかかると言われています。ですから、早食いをすると脳が満腹と感じるまでに食べ過ぎてしまいます。会話を楽しんだり、一呼吸とりながらゆっくり食べることで、食事の量が少なくても満腹感を得られやすくなります。

 

野菜や海藻から食べる

野菜や海藻に多く含まれる食物繊維は、お腹が膨らみやすく、血糖の上昇やコレステロールの吸収を穏やかにする作用があります。

 

 

食べ物が美味しい時期ついつい食べ過ぎてしまいがちです。食べ方を工夫して食欲をコントロールしましょう。

管理栄養士:有村 裕貴子

 

 

2019年10月号 眼に良い食べ物

 

夏の厳しい暑さも、日に日に和らぎ過ごしやすい季節となりました。

10月10日は「目の愛護デー」です

テレビやパソコン、携帯電話などによって、目を使うことが増えています。

 

そこで今月は「目に良い食べ物」についてのお話です。

 

 

ビタミンA

 目の粘膜を守る働きがあります。
   夜盲症予防。

 ビタミンAの多い食品

     人参、かぼちゃ、ほうれん草などの

     緑黄色野菜、

     レバー、ウナギ、チーズ、卵など

 *ビタミンAは油脂類と一緒に食べると
  吸収率がアップします。

 

 

 

ビタミンC

  ビタミンCは目の水晶体に多く含まれています。

  血管を強くする働きがあります。

  目の水晶体の白濁を防ぐ。

  目の老化防止、白内障の予防。

  ビタミンCの多い食品

   イチゴ、みかん、レモンなどの果物類

   ブロッコリー、小松菜、ジャガイモ、

 さつまいもなどの野菜類イモ類

 

 

 

ビタミンB1、B2

  眼精疲労の予防, 目の粘膜を健康に保つ

  ビタミンB1、B2の多い食品

   豆類、豚肉、レバー、うなぎ、種実類

   乳製品、きのこ類

 

 

 

アントシアニン

  アントシアニンは青紫色の天然色素のことです。

  アントシアニンは、ロドプシンの再合成を活性化し、目の疲れをとり、
  視力を回復する効果があります。

  ロドプシンとは、光情報を脳に伝える役割をしています。ロドプシンは光の刺激を受けると
  分解され,再合成されます。アントシアニンは、ロドプシンをつくる助けをします。

  アントシアニンの多い食品

   ブルーベリー、ぶどう、赤じそ、黒豆

 

 

 

 

 

 

目に良い食品を取り入れて、目の健康を保ちましょう!

 

 

 

 

2019年9月号 災害時の食の備え

残暑の中にも、秋の気配が感じられる季節となりました。

9月1日は「防災の日」です。そこで今月は、「災害時の食の備え」についてのお話です。災害に備えて備蓄する食品を見直し、いざという時のために備蓄を心がけることが大切です。

 

<備蓄しておくもの>

備蓄食料品
主食(炭水化物)+主菜(たんぱく質)の組み合わせで、最低でも3日分、できれば1週間程度を確保しましょう。

 


飲料水として、1人当たり1日1リットルの水が必要です。調理等に使用する水を含めると、3リットル程度あれば安心です。

 

 

 

 

主食

米:2㎏の米が1袋あると、約27食分(1食=0.5合=75g)

パン、乾麺(うどん、そば、パスタ)、即席麺、乾パン、シリアル類等

 

 

主菜

肉・魚。豆などの缶詰、レトルト食品、ロングライフ牛乳、豆腐(充填)乾物(鰹節、煮干し、桜エビ等)

 

 

 

その他

梅干し、のり、日持ちする野菜(玉葱、ジャガイモ、乾燥野菜、漬物等)、野菜ジュース、果物缶詰、ドライフルーツ、菓子類(チョコレート、ビスケット等)

※高齢者、乳幼児、慢性疾患の方、介護を要する方、食物アレルギーの方へ配慮した食料品は、別途準備しましょう。

 

 

<食料品以外に準備するもの>

 

カセットコンロ・ボンベ

熱源は、食品を温めたり、簡単な調理に必要です。予備のボンベも忘れずに。

 

 

 

調理器具・食器類

調理器具・食器類以外に、食品包装用ラップやアルミホイルがあれば、食器に敷いて使うことで、食器を洗わずに済むため、水の節約になります。

 

 

 

<ローリングストック法>

普段から少し多めに、食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定の食料を備蓄しておく方法です。

 

 

災害はいつ起こるかわかりません。

日頃から十分な準備をしましょう!

 

文責:栄養管理室長 有村裕貴子

 

 

 

2019年8月号 夏野菜の栄養と選び方

夏本番を迎え、蒸し暑い毎日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今月は「夏野菜の栄養と選び方」についてのお話です。

 

 

 

 

トマト

栄養と働き β‐カロテン、ビタミンC、ビタミンEの3大抗酸化ビタミンを含み、血液を健康にして動脈硬化やがん、老化防止に役立ちます。赤色のもとリコペンには、β‐カロテンやビタミンEよりも強力な抗酸化作用があるといわれています。

選び方 

皮に色むらがなく、ハリとツヤがあり、ヘタの緑色が濃くてピンとしていてずっしりと重いものがよいです。

 

 

 

キュウリ

栄養と働き 成分の約95%が水分で、体を冷やす作用があります。またカリウムを多く含んでおり、余分な塩分を排出してくれます。利尿作用があるので、むくみの解消にも効果的です。

選び方 

全体にツヤとハリがあり、色が濃く重みがあり、太さが均一なものがよいです。表面のトゲが硬くゴツゴツとしているものが新鮮です。

 

 

 

ピーマン

栄養と働き ビタミンCが多く含まれており、風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果があります。ピーマンの香り成分であるピラジンには、血液をサラサラにする効果があります。

選び方 

へたの緑が鮮やかで切り口がみずみずしく黒く変色していないもので、皮の表面がツヤツヤしてはりがあるものがよいです。

 

 

 

ニラ

栄養と働き 抗酸化作用のあるカロテン、ビタミンC、骨や歯を丈夫にし、骨粗しょう症を予防するカルシウムを多く含んでいます。ねぎ類に共通して含まれる香り成分アリシンは、疲労回復のあるビタミンB₁の吸収を高める効果があり、豚肉や大豆製品と一緒に料理するとより効率的に栄養を摂取できます。

選び方 

葉の緑色が濃く、葉先までピンとしていて、葉の幅が広く肉厚なものがよいです。

 

 

 

ナス

栄養と働き 90%以上が水分で、体を冷やす作用があります。皮の色素ナスニン(ポリフェノールの一種)は抗酸化作用があり、動脈硬化や高血圧など生活習慣病の予防になります。

選び方 

色が濃く、ツヤとハリがあるもの。ヘタの切り口が新しく、ガクについているとげがするどいものがよいです。

 

 

陽ざしをたっぷり浴びた夏野菜を食べて、夏を元気に乗り切りましょう

 

2019年7月号 熱中症予防

 

暑さも日に日に増していき、本格的な夏の季節を感じる頃となりました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今月は、「熱中症予防」についてのお話です。

 

 熱中症とは?

高温多湿な環境に対して、身体の体温調節がうまく働かなくなり、体温上昇、めまい、ひどいときにはけいれんや意識の異常など、様々な障害をおこす症状のことで、室内外に問わず起こります。

 

 日常生活での対策

  水分補給

喉が渇いたと感じる前にこまめに水分を摂りましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもつながります。

 

 

  バランスの良い食事

暑くなると、食欲が低下して、麺類やパンなど簡単な食事になりがちですが、食事はバランスよく1日3食しっかり摂ることが大切です。

  通気性のよい衣服の着用

体に熱がこもらないよう通気性のよい、吸水性・速乾性のある衣類を着用しましょう。また外出する際は帽子をかぶるなどして直射日光を避けましょう。

  気温や湿度に注意

室温を確認して、扇風機やエアコンを使って温度調節をしましょう。またこまめな換気、すだれ、遮光カーテンを使用するなどの工夫をしましょう。

  十分な睡眠と休養

エアコンや扇風機を上手に使用し、通気性・吸水性の良い寝具使って睡眠環境を整え、十分な睡眠と休養をとりましょう。

 

 熱中症予防に必要な栄養素

  カリウム

カリウムは細胞内液に多く含まれており、ナトリウムと共に細胞の浸透圧を調節する役割を担っています。またナトリウムによる血圧上昇を抑制、筋肉の働きをよくする等の役割を担っています。

カリウムを多く含む食品・・・海藻、果物、野菜類、いも類、豆類

 

 

  ビタミンB1

糖質をエネルギーに変える時に使われるため、疲労回復に期待ができるビタミンです。

ビタミンB1を多く含む食品・・・豚肉、大豆、ウナギ、玄米、きのこ類

 

 

 

  ビタミンC

体内の酸化を抑えてくれる抗酸化作用があり、細胞の状態を正常に保ってくれます。

ビタミンCを多く含む食品・・・レモン、アセロラ、ジャガイモ、サツマイモ

 

 

  

 

  クエン酸

梅干しやレモンなどに多く含まれる酸味の主成分です。

疲労の原因となる乳酸の蓄積を防いでくれます。またミネラルの吸収を助けるはたらきのあり、脱水症状を改善します。

クエン酸を多く含む食品・・・梅干し、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、酢

 

 

文責:栄養管理室長 有村裕貴子

 

 

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