今回はペットと飼い主との関係についてお話します。色々な方のご自宅に訪問しますと、実に様々なペットと出会います。今までに犬・猫・鳥・カメ等が出迎えてくれました。
2017年の調査によると日本人の犬・猫の飼育率は、犬が12.8%、猫が9.7%だそうです。飼育している家庭の年代は40~70代が多く、特にシニア世代でペットを飼う方が増えているそうです。この数はなんと子供の数より多いそうで、少子化時代においてペットは家族と言えます。ペットのもたらす効果には「癒し」「生きがい(世話をする責任)」の他に「(ペットを通じた)人間関係の広がり」など様々なものがあります。
現在訪問させて頂いているお宅にはメスの猫がいます。最初は警戒して近寄らなかったのですが、最近は訪問の度に挨拶をしに近寄ってくれるようになりました。ご主人が休まれるベッドの枕元にいる事もあり、ご主人を守っているように見えます。この猫は先代の猫がいなくなった時にふらっとベランダに座っていたそうで、ご主人を守るために世代交代したようにも感じます。
ペットとの暮らしはご自宅での生活ならではですね。人間に言えない事もペットは黙って聞いてくれます。ご主人を見上げるペットの目は信頼に満ちあふれ、ペット見るご主人はわが子を見るように愛情にあふれています。
今日も家族の一員のペットに、「ご主人をお願いね」と声をかけて帰ります。
ご主人様の枕元で見張り中
訪問看護師の隣で見張り中
文責:訪問看護ステーション長
久保田優子