都城市 三州病院

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もも便り 第7号『連絡ノート』

 新年号「令和」となり、お祝いムード一色です。まだまだ新年号に慣れませんが、当訪問看護ステーションも新たな時代に向けて精進したいと思っております。

 今回は連絡ノートについてお話します。病院では医師や看護師が近くにいて、毎日患者様のご様子を把握、理解する事が出来ます。しかしご自宅で療養されておられる方は医療に触れる機会が減ります。そこで訪問看護師と患者様やご家族との間で情報を共有する必要があります。そのための手段として療養記録を使用しています。訪問した際に看護師が測定した体温や血圧などを記入し、患者さまやご家族へ報告する一方で、私たちが訪問しない時間のご様子を知ることが出来ます。

 ある方の自宅へ伺うと連絡ノートが作ってあり、とても丁寧に日々のご様子が書き込まれてありました。この方は痛みがあり、鎮痛剤を使用しておられますが、日時がきちんと記載されている事で、鎮痛剤の増量や種類の変更を考える事が出来ました。

 忙しい毎日の中でノートに記入する事は手間かもしれません。しかし訪問看護師へ何とか様子を伝えようと書いてくださるご家族の姿が目に浮かび、ご家族の患者さまへの思いやり、優しさ(愛)を感じる事が出来ました。

 お忙しい中ノートをご準備くださりありがとうございました。少しでも長く自宅での療養が穏やかに続けられますようお手伝いさせて頂きます。

文責:訪問看護ステーション長

久保田優子

体温や血圧を記録する在宅療養記録

 

 

連絡ノート

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