都城市 三州病院

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もも便り

もも便り 第5号 『お風呂の介助』

穏やかな気候で新年を迎える事となりました。

本年もよろしくお願い致します。

今回は訪問看護の業務の一つである、お風呂のお手伝いについてお話します。

普段何気なく行っている事の一つが入浴ですね。ところが様々な事情から、看護師の専門的な観察や支援が必要な方がおられます。そのような場合に訪問看護師がお風呂のお手伝いをさせて頂いています。

 今回伺ったのは、足取りに不安があり、入浴後に処置が必要な傷のある女性の方でした。事前にご主人が浴槽にお湯をはって準備をしてくださっています。状況から2名の看護師で訪問し、いつものようにお風呂をお手伝いし、傷の処置を行って帰りました。

 次に伺うと、ご主人が印刷した紙を見せてくださいました。ブログに投稿された文章との事で、急いでいた私はステーションに戻ってから改めて読み返しました。

ご本人の承諾を得て、その内容の一部をご紹介させて頂きます。

「看護師さんが2人して我が家を訪問してくれたのが今週の〇曜日、傷の手当てと入浴の手伝い。カミさんも喜んで看護師の指示に従っている。風呂から上がったカミさん「丁寧でじょうず」とニコニコ。それから傷の手当て、もう一人の看護師は風呂場で何事かごそごそやっている。やがて任務を終え帰った看護師の残したもの。浴槽から配管に至るまでピカピカに、ついでにトイレまで清掃されているのを知り、感謝感激。(一部略)今日またあの看護師がやって来る。ちゃんとお礼をしなくては。」

ステーションのスタッフが実際に行いましたが、入浴後の清掃は本格的なものではありません。トイレはお借りしたお礼でした。訪問看護の業務には清掃等は含まれませんが、お風呂のお手伝いの一環として使用した物品をきれいにします。その行為をとても喜んでくださり、私たちスタッフも嬉しくなったお知らせでした。

普段なら当たり前の事に、人の手を借りねばならない患者様の気持ちを察し、少しでも当たり前に出来るようなお手伝いを今後も続けて参ります。またこうやって準備をしてくださるご家族に対しても、感謝の気持ちを持って看護していきたいと思います。

 

文責:訪問看護ステーション長

久保田優子

 

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