三州訪問看護ステーションは7月1日、桃のおいしい季節に開設しました。2ヶ月が経った今、たくさんの患者様のご自宅を訪問させて頂いています。
現在訪問させて頂いているお宅に、大きなカキの木があります。枝ぶりもとても立派で、訪問するたびにたくさんの実がだんだんとオレンジに色づいてきて、秋の気配を感じるようになりました。お聞きすると37年前に接ぎ木をしてここまで成長したと伺いました。「孫たちはもう柿はあんまり食べないよ」とおっしゃいますが、今までのご自宅での出来事や、ご家族の歩みなどをとても感じることが出来ました。
「もも・くり3年、カキ8年」とは、果樹を植えたらその実がなるまでに相応の歳月を待たねばならないことから転じて、何事も成就するまでにそれ相応の年月が必要ということわざです。毎回見上げるカキの木を通して、自宅で療養する事の意味を改めて感じました。訪問看護ステーションとして安心して自宅で療養して頂けるような看護の提供ができますよう、まずは「もも」の3年から努力したいと思います。
文責:訪問看護ステーション長
久保田優子
柿の木
37年も経つと立派!