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都城医療センター付属看護学校で「看護の日」の講演を行いました
がん看護専門看護師 久保田 優子
5月12日は「看護の日」です。21世紀の高齢社会を支えていくためには、看護の心、ケアの心、助け合いの心を一人一人が分かち合うことが必要です。こうした心を、老若男女を問わずだれもが育むきっかけとなるよう、旧厚生省により、「看護の日」が1990年に制定されました。近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんでこの日になったそうです。
都城医療センター付属高等看護学校は開設70年を超える由緒ある看護学校です。看護学校の卒業生である私は、現在の教育主事より看護の日の「私が考える看護の魅力~専門看護師の活動を通して~」というテーマを頂き、講演の依頼を受けました。看護師の仕事はとても範囲が広く、専門性も求められます。私はがん看護専門看護師の認定を受け8年目となりました。これまでの看護を通して私が大事にしている事をいくつかお話しました。人に関心を寄せる事や、客観的に病態や状況を分析する事、広い視野で物事を考える事、笑顔を絶やさずコミュニケーションを大事にする事など、これまで出会った患者様を思い出しながらお伝えしてきました。
看護の魅力は、ある人の人生の一場面に大きく関わらせて頂いたり、ありがとうと感謝の言葉を頂いたりする事だと思います。看護の魅力というテーマを頂いて、改めて自分が選んだ職業や、歩んできて道のりを考える事が出来たように思います。
最後に3名の学生さんから謝辞を頂きましたが、学生として出来る限りの看護を提供されている事や、将来のキャリアップを考えている事、患者様の為に出来る事を一生懸命考えている事が伝わり、私が大事にしている看護の基本的な部分が伝わったようで嬉しく思いました。いつか立派な看護師となって一緒に仕事が出来ればととても楽しみになりました。
このような貴重な機会を頂き、学校長、教育主事にはこの場をお借りして感謝申し上げたいと思います。
皆さん真剣に話を聞かれていました
中村 総看護師長(左)、久保田 がん看護専門看護師(右)
都城医療センター附属看護学校の「看護の日」の講演の中で三州病院を紹介させていただきました
総看護師長 中村 千鶴
都城医療センター附属看護学校の看護の日の「先輩と語ろう看護師のやりがい」の講演の中で三州病院の紹介と私が新人看護師として都城医療センターに就職し38年間国立病院機構で働いてきた先輩看護師としてお話しをさせていただきました。
在職後半の7年間は、教育担当師長として約200人の新人看護師の教育を行ってきました。その教育担当師長としての経験から言える事、それは、「石の上にも3年」という言葉がありますが、看護師として働く最初の3年間がとても大切です。どこでどんな教育を受けるかで看護の専門性や看護師としてのやりがいは大きく違ってきます。今、三州病院では、先輩看護師と共に看護するPNS教育、キャリアアップできるラダー教育を行い、看護のやりがいや人の定着に繋がっています。新人は誰でも看護に自信をなくす時があります。しかし、「人は必ず成長する」という熱い思いで教育を行っている事を伝えました。
この日の看護学生さん達は、当院の教育や都城病院時代の私の新人看護師のエピソードを興味深く聞かれていました。私が当時、新人教育をしていた同じ教室で近い将来看護師となられる学生さん達にお話しできた事は、先輩看護師として「たくさんのエール」を送れた「看護の日」となりました。
希望に満ち溢れ目がキラキラと輝いていた学生さん達でした。この中の誰かと何年か先に一緒に働ける日が来る事を願っております。
楽しく講演をさせていただきました
質疑応答の様子
九州保健福祉大学総合医療専門学校看護職員募集の就職ガイダンスに参加して
5月27日、宮崎県内の5施設の医療機関の参加で2020年の新人看護職員募集の就職ガイダンスが、九州保健福祉大学総合医療専門学校看護科3年生を対象に開催されました。
当院も来年4月の看護職員採用を目的に総看護師長と卒業生である私の2名で参加致しました。会場に入ると、期待と不安にあふれた表情の学生さんに迎えられ、緊張感が伝わると同時に、私も学生の頃に学校や実習での学びを活かし看護師として働けるのか不安に思いながら聞いていた事を思い出しました。
キロロの「未来へ」の音楽にのせ、1年間の新人看護師教育、職場の雰囲気や業務の流れなど、就職してからの生活がイメージできるように総師長が紹介しました。後半は「三州チーム笑顔」をテーマに、全部署のスタッフから「一緒に働きましょう」のメッセージ動画や緩和病棟での娘さんの結婚式、お花見やクリスマス会などの画像が流れました。学生さんは、終始、身を乗り出すように真剣に見入っており、時に「すごーい」という声もありました。
私は、三州病院ではPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)による教育体制を基本に、病院全体で新人職員を育てる環境があること、スタッフ間の関係性が良く、働きやすい職場であることを伝えました。また、自分の看護を通して患者さんからの『ありがとう』の言葉にやりがいを感じながら働けていることを後輩に伝えました。
今回の就職ガイダンスを通して1人でも多くの学生さんに三州病院の良さを知っていただき、一緒に働ける日が来ることをこころから願っています。
文責:急性期看護師 松下美咲
卒業生の松下さんと就職ガイダンスに行きました
第15回 緩和・在宅ケア勉強会のお知らせ-終了しました
第15回 緩和・在宅ケア勉強会を行います。以下ご参照ください。
第15回 緩和・在宅ケア勉強会
若葉の鮮やかな季節、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
患者様が緩和ケアを受ける場所は、病院だけでなく介護施設や在宅などへ移行し、お看取りの場所や形も多様化して参りました。そのことから施設や在宅で行うエンゼルメイクを再度考える必要性の声が上がっております。
今回、当院の緩和・在宅ケア委員会では、地域の緩和ケアの質の向上を目的として、「エンゼルメイク」をテーマに勉強会を開催する事になりました。
つきましては、下記の内容で企画致しましたので、皆様にご参加頂きますようご案内申し上げます。
記
日 時:2019年6月15日(土) 13:30~15:00
主 催:医療法人倫生会 三州病院
責任者 緩和ケア病棟医長 横山晶子
場 所:三州病院 3階カンファレンス室
〒885-0037 都城市花繰町3街区14号
参加費:100円(資料代として)
定員:30名
プ ロ グ ラ ム
テーマ 『エンゼルメイク』
13:00~ 開 場
13:30~14:10 開始の挨拶、講師紹介
司会:がん看護専門看護師
久保田優子
講演 『エンゼルメイク』
講師:緩和ケア病棟師長・ELNEC指導者
竹下智美
14:10~14:50 エンゼルメイク演習
14:50~15:00 質疑応答、まとめ
【事務局】〒885-0037 都城市花繰町3街区14号
医療法人 倫生会 三州病院
TEL (0986)22-0230
FAX (0986)22-0309
E-mail宛先:sanshu2@mx71.tiki.ne.jp
緩和ケア病棟師長:竹下 智美
事務:大野 梓
2年目看護師の「クリニカルラダーⅡコースのケーススタディ」発表会を行いました
看護部教育のクリニカルラダーⅡコースのケーススタディ発表会を行いました。
このコースの教育目標は、個別性のある根拠づけた看護実践です。
研修生3人は、7月に「看護理論」「看護過程の展開」と「こころに届く看護」の講義を受け、8月から自分の看護観を基盤として根拠づけた看護過程の取り組みを行いました。
多くの専門書を読み、ヘンダーソン看護論の患者さまの望まれる食事環境やオレムのセルフケア理論の退院に向けての自立支援など、日々「看護とは何か」を考え語り合った教育期間でした。
学ばせていただいた患者さまに感謝する気持ちを込めて、当院の桜が満開となった3月に研修生はケーススタディを堂々と発表できました。
患者さまやご家族の言葉や看護から見えたもの(看護の可視化)、そこから学ばせていただいた「『食べる』は『生きる』に繋がる」、「食事制限の指導は精神面も配慮した生活環境を一緒に考える」に気づいた事は大きかったと思います。看護は患者さまの思いを聴くことから始まります。そこに専門性をプラスした創意工夫を行う事で看護は大きく変わります。
入院患者さまの思いを聴き、何を望まれているのかを考えて看護する事の大切さを再認識できた発表会でした。
文責:総看護師長 中村 千鶴
≪研修生の感想≫
・看護計画を考えていく過程で、患者さまをより深く知りたい、 良くなってほしい
という気持ちが強くなりました。
・他の研修生の発表を聞き発表の中で学ぶことがたくさんありました。
・実践を振り返る事で自己の改善点や今後に活かせる部分を見つける事ができました。
ケーススタディ発表
発表後、看護師長・プリセプターから
メッセージカードをもらいました
指導を受けた師長さん達と一緒に
病院見学会・インターンシップのお知らせ
三州病院では、多くの看護師の皆さまに、当院をご理解していただき、三州病院の一員として入職していただける看護師の皆様を募集しております。
つきましては、下記要領で病院見学会・インターンシップを実施致します。
看護師として新たな環境で働きたいとお考えの方、Uターンで地元の病院で再就職をお考えの方、子育てが落ち着き再就職をお考えの方、2020年3月ご卒業の看護学生の皆さま、働きやすい環境や教育を整えております。三州病院で是非一緒に働かれませんか、病院見学会など企画し皆さまのご参加をこころよりお待ちしております。
1.日 時
2019年3月~12月(土・祝日については要相談)
2.対 象
・2020年3月卒業見込みの看護学生
・看護師としての経験のある既卒看護師
・子育てが落ち着き再就職をお考えの看護師
中途採用者教育プログラムがあり、計画的に少しずつ職場に慣れていきます。注射モデルがあり、教育担当師長が技術の練習を一緒に行いますのでブランクが長くても心配いりません
3.プログラム *病院見学会のみでもいいです
1)病院見学会、新人看護師や看護部教育説明 10:00~12:00
2)インターンシップ 13:30~15:00
下記の①~③を選択できます。
①急性期病棟の看護師の仕事場面見学
②緩和ケア病棟看護師の仕事場面見学
③教育担当師長による看護技術指導
(トレーニングモデル使用し研修室で行います)
4.申し込み方法
お手数ですが、下記問い合わせ先に電話でお申し込み下さい。
≪問い合わせ先≫
医療法人 倫生会 三州病院(0986)22‐0230
宮崎県都城市花繰町3街区14号
総看護師長:中村 千鶴