看護部教育のクリニカルラダーⅡコースのケーススタディ発表会を行いました。
このコースの教育目標は、個別性のある根拠づけた看護実践です。
研修生3人は、7月に「看護理論」「看護過程の展開」と「こころに届く看護」の講義を受け、8月から自分の看護観を基盤として根拠づけた看護過程の取り組みを行いました。
多くの専門書を読み、ヘンダーソン看護論の患者さまの望まれる食事環境やオレムのセルフケア理論の退院に向けての自立支援など、日々「看護とは何か」を考え語り合った教育期間でした。
学ばせていただいた患者さまに感謝する気持ちを込めて、当院の桜が満開となった3月に研修生はケーススタディを堂々と発表できました。
患者さまやご家族の言葉や看護から見えたもの(看護の可視化)、そこから学ばせていただいた「『食べる』は『生きる』に繋がる」、「食事制限の指導は精神面も配慮した生活環境を一緒に考える」に気づいた事は大きかったと思います。看護は患者さまの思いを聴くことから始まります。そこに専門性をプラスした創意工夫を行う事で看護は大きく変わります。
入院患者さまの思いを聴き、何を望まれているのかを考えて看護する事の大切さを再認識できた発表会でした。
文責:総看護師長 中村 千鶴
≪研修生の感想≫
・看護計画を考えていく過程で、患者さまをより深く知りたい、 良くなってほしい
という気持ちが強くなりました。
・他の研修生の発表を聞き発表の中で学ぶことがたくさんありました。
・実践を振り返る事で自己の改善点や今後に活かせる部分を見つける事ができました。
ケーススタディ発表
発表後、看護師長・プリセプターから
メッセージカードをもらいました
指導を受けた師長さん達と一緒に