緩和ケア研究会発表を終えて
9月1日、「伝え合おう、学び合おう~地域での緩和ケアのつながりを~」をテーマに都城緩和ケア研究会が開催されました。
演題発表のトップバッターとしてのプレッシャーを感じながらの発表でしたが、自分達の看護の想いを伝えられた満足感と達成感を感じることが出来ました。
今回の発表を通して、自分たちの看護を振り返り、緩和ケアの専門性を発揮すること、患者様・ご家族へより良いケアを提供できるよう研鑚を積んでいきたいと一層思いました。
緩和ケア病棟 松元 さやか
トップバッターとして発表しました
緩和ケア研究会事務局より
去る9月1日(土)、当院が事務局となっている都城緩和ケア研究会を都城市北諸県郡医師会館で開催致しました。
今年のテーマを「伝え合おう、学び合おう~緩和地域での緩和ケアのつながりを~」と題し、109名のご参加、6つの演題発表を頂きました。また今回は、宮崎県福祉保険部、都城市健康部から1名ずつお招きし、当研究会代表幹事と共に「地域での緩和ケアのつながり~それぞれの立場から~」をテーマにシンポジウムを行いました。
一般演題では、患者様への支援を行う中で遭遇する様々な難しい場面を取り上げ、それぞれの組織が悩んだり工夫したりして取り組んだ内容を知る機会となりました。活発な質問も聞かれ、参加された方々の明日からのヒントにつながったと思います。
シンポジウムでは、行政からのお話を聞くことができ、高齢社会である日本が今後取り組むべき課題や、都城を含む県西地域での医療・介護・福祉・行政が連携していくことの重要性などを考える事ができました。会場からの質問にもお答えいただき、双方の活発な意見交換となったと思います。
今後も地域の皆様と共に考えていける研究会となるよう企画して参ります。ご協力・ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
都城緩和ケア研究会事務局
久保田 優子
宮崎日日新聞9月8日の記事に掲載されました
第26回緩和ケア研究会
アンケート結果
○開催日:平成30年9月1日(土)
○参加者数:109名
○アンケート回答数:75名(回収率68.8%)
1.年齢
2.参加地域
3.職業(職種別)
4.この研究会をどちらで知りましたか(複数回答あり)
5.参加の動機
6.開催時期について
7.研究内容について
8.運営形式について
9.今後、研究会で
・緩和ケアに関わるナラティブ
・看取りに関わる連携
・看護と介護のかかわり
・緩和ケアで栄養面での指導のテーマ
・症状緩和
・家族支援
・在宅での看取り
・在宅での緩和ケア
10.その他、ご意見、ご感想
・行政からまとまったお話を聞く機会は意外に少ないので、今日はとても貴重なお話しをお聞きできたと思います。
・病院、施設での取り組みがよく分かった。今後に活かせていきたいと思います。症例を通して学習する機会も増えるといいと思います。また地域同士の連携(訪問看護ステーションと病院等)、ネットワークが図れていけるようになると、緩和治療、在宅医療ももっとスムーズにやりやすくなると思います。
・講演、事例と良い内容だったのに、参加者が少なかったのが残念だと思いました。シンポジウムまだまだ聞きたかったです。
・地域連携と合わせて、医療従事者の協働作業が行われて、患者様、ご家族との対応が親切、丁寧に行われていました。自分らしく最期の一時まで付き添われていました。沢山の事例の中から気づかされたことが多々ございました。参加出来て良かったと存じます。今後の貴研究会のご発展を心よりお祈り申し上げます。