都城市 三州病院

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三州健康教室

200回記念講演「便秘と肛門疾患」

日時:平成30年8月17日(金)15:00~16:00
講師:当院 院長 横山 憲三 先生

今月で記念すべき200回目を迎えた三州健康教室は、当院の院長 横山 憲三 先生より、「便秘と肛門疾患のお話」のテーマでご講演頂きました。

便秘とは、排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態をいいます。さらに、便の性状や残便感、排便困難などの症状がある場合は、便秘症という診断がされます。この便秘症が6ヶ月以上続くと慢性便秘症ということになります。
便秘の治療としては、薬剤による治療が主となります。便を柔らかくする下剤から腸を刺激することで排便を促す薬剤まで、その種類は多岐に渡ります。その中で、ひとり一人の原因に応じた最適な選択をしていきます。
最後のまとめでは、便秘治療の三原則「朝食後はトイレに行く」「間食をしない」「薬を指示通りに服用する」、そして、「快食・快便・快眠」を得られるよう便秘と向き合っていくことが大切だということが学べたのではないでしょうか。

講演終了後には、200回を記念して参加者に記念品の贈呈を行いました。
これからも、地域の皆様の健康増進の一役となれるよう、そして次の100回を迎えられるよう、充実した健康教室を開催して参ります。

三州健康教室委員会
委員長:原崎 礼子

 

認知症のお話、心の健康のお話

日時:平成30年7月19日(木)15:00~16:00
講師:当院 臨床心理士 渡邊 千晶 先生

 今月の三州健康教室は、当院の臨床心理士 渡邊 千晶 先生より、「認知症のお話、心の健康のお話」の豪華2本立てでご講演頂きました。

 昨今、世間一般に広く知られ、今後の高齢化社会において避けては通れない認知症ですが、認知症にもその発症原因から「アルツハイマー型認知症」「脳血管性認知症」「レビー小体型認知症」「その他認知症」と分けられています。中でも、日本で最も多いとされる「アルツハイマー型認知症」の原因とされている特殊なたんぱく質(アミロイドβ)通称“脳のゴミ”と呼ばれる物質は発症の25年も前から蓄積が始まっていることに参加者の皆様も驚かれていました。

 「心の健康」では、現代のストレス社会において、まずは、ストレスに気付くこと、そしてそれをどう解消するのかがポイントとなります。つまり、「ストレスを無くす」のではなく、「ストレスと向き合っていく」という発想が大切です。向き合う方法としては、自分の気持ちを言葉や文字にして認識する、運動をする、効果的な呼吸法を試してみる、などが紹介されました。

 今回のテーマである「認知症とストレス」。どちらも早い段階で対策や予防をすること、そしてそれらとうまく向き合うということが大切だということを学べる講演となりました。

三州健康教室委員会
委員長:原崎 礼子

ホルモンのお話

日時:平成30年6月14日(木)15:00~16:00
講師:鹿児島大学病院 糖尿病・内分泌内科学 教授 西尾 善彦 先生

肝臓のお話

日時:平成30年5月23日(水)15:00~16:00
講師:宮崎大学第二内科 講師 蓮池 悟 先生

胆嚢のお話

日時:平成30年4月24日(火)15:00~16:00
講師:鹿児島大学病院保健学科 教授 新地 洋之 先生

がんと診断された時

日時:平成30年3月16日(金)15:00~16:00
講師:当院急性期病棟看護師長 久保田 優子 先生

今月の三州健康教室は、当院急性期病棟看護師長 がん看護専門看護師の久保田優子先生より「がんと生きる~聞きたいことをきちんと聞くために~」をご講演頂きました。

今や誰もが避けては通れない病「がん」。高齢化が著しく進む中、2人に1人ががんを抱え、3人に1人ががんによって死を迎える…。国内のがん罹患率を示したこの数字は、世界でも類をみません。
そうした中、完治を目指す治療がある一方で、たとえ再発や転移を繰り返しても、「がん」によって生じる“さまざまな痛み” や “生活のしづらさ” をできるだけ減らしていく治療の導入が本格的にはじまっています。診断後、早期から痛みをやわらげる「緩和ケア」など、本人の体調や心に向き合い整えていくことが、がんそのものの治療にも効果があるということが実証されつつあります。

今回の健康教室では、「がん」になっても、これまでの暮らしをあきらめない。自分らしく生き抜く。そのための医療者と上手に対話するコツや家族や周囲のサポート、経済的支援とサポートなどの話がありました。

当院の緩和ケアは、“いのちを支え、いのちをつなぐ” を基本理念に悪性疾患に伴う痛み・嘔気・全身倦怠感などの身体症状はもとより、その他の辛いと感じておられる事(不安、入院生活、経済的な事等)のご相談を受けながら、医師・看護師・心理カウンセラー・薬剤師・医療ソーシャルワーカー・理学療法士がチームを組み医療サービスを提供しています。

また、地域の医療施設と連携し、在宅で少しでも楽に過ごせるようお手伝いをします。

何かお困りな方はお気軽にご相談下さい。

三州健康教室委員会□□□□□
委員長・外来師長:今村美春

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