平成15年4月19日、都城市北諸県郡医師会事務局で第9回都城緩和ケア研究会を開催しました。
 今回は第一部の研究会(症例発表会)で、下記の6つの演題を各医療機関(宮永病院・国立都城病院・都城市郡医師会病院・藤元早鈴病院・三州病院)が発表し、発表後それぞれの演題について討論会を行ないました。今回も多くの方の参加がありました。今後も研究会・講演会を行なっていきますので是非一度お誘い合わせの上ご参加ください。


 

@ 『通院加療から在宅ホスピス移行するとき
               〜ターミナル患者へのソーシャルワーカの関わり〜』
                               医療法人倫生会 三州病院

A 『癌告知を受けていない患者とその家族の関わりを振り返って』
                                医療法人魁成会 宮永病院

B 『終末期患者の外泊についての家族の考え方』
               〜遺族への自宅訪問を実施して〜
                         国立都城病院 ターミナルケア研究会

C 『看護現場における緩和ケアの問題と課題』
                        都城市郡医師会病院 緩和ケアチーム

D 『宗教的背景が難治性疼痛に抑制効果を及ぼしたと思われる症例』
                            社団法人八日会 藤元早鈴病院

E 『終末期ケアのギアチェンジにおける看護師の役割』
                               医療法人倫生会 三州病院


なお、今回の研究会の模様が4月25日の『宮崎日日新聞』に下記の内容で掲載されました。

終末期看護の最善ケア模索 都城で研究会
 都城緩和ケア研究会の勉強・研究会が19日、都城市北諸県郡医師会事務局で開かれた。看護師、医師、医療ソーシャルワーカーら138人が参加。末期がん患者などの終末期看護についての報告と討論会で患者にとって最善のケアの在り方などを模索した。
 塩野義製薬学術情報部・大谷達雄次長が「最新の疼(とう)痛治療の在り方」の演題で講演。治療から緩和ケア中心の医療になる「ギアチェンジ」の段階に焦点を当てた6件の報告があった。
 「通院加療から在宅ホスピス移行するとき-ターミナル患者へのソーシャルワーカの関わり」と題した西田美香さん(30)=三州病院医療ソーシャルワーカー=の報告は転移性肝臓がんの末期患者の症例を挙げ「外来の限られた時間で全人的なアプローチを行なうために多職種のスタッフがかかわり、さまざまな角度からの情報をチームで話し合い、医師や受け持ち看護師を中心に重要なタイミングを逃さないターミルケアを実現していくことが重要」と述べた。
 研究会代表の横山憲三三州病院院長は「心のケアと痛みをコントロールすることで、患者さんはよりよい最後を迎えることができる。医療の原点に返り、研究会を通してがんケアのホスピスマインドを広く医療従事者に浸透させたい」と話している。
 研究会は都城、北諸県、鹿児島県曽於郡などの医療従事者を中心に構成。ホスピスマインドの普及、向上を目的に発表会や講演会活動を行なっている。


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